ビタミン注射
ビタミン注射の気になる副作用は?
食べ物で1日に必要な量を摂取することが
難しいと言われているビタミン群を
手軽に摂取することができるということで
人気を集めているビタミン注射には、
主にビタミンB1・B2・B6などの
ビタミン群と、ビタミンCが組み合わされていることが多いと言われています。
これによって健康増進や疲労回復などを始めとして、
美白やアンチエイジングなどの美容面でも多くの効果を
発揮するとされているので、女性を中心として
多くの人たちがビタミン注射を利用しています。
そんなビタミン注射の効果は魅力とされているのですが、
医療行為で提供されているということで、やはり気になってくるのが
副作用です。
ただビタミン注射は医薬品ではなくあくまでもビタミンと言う栄養素を
注射するだけとなっているので、副作用に関してはほとんど気にしなくても
いいと言われています。
ただし肌が弱い人の場合は注射した箇所に内出血や痛み・腫れなどを
起こすことがあるとされており、それ以外にビタミンの効果による副作用が
起きることはほとんどないとされています。
ただしビタミン注射を過剰に行った場合は効果が高くなるというわけではなく、実は
ビタミン群の中には過剰摂取することによって何らかの健康障害を起こしてしまう
可能性のある栄養素もあります。
そのため通常の接種の場合は問題がないのですが、基準とされている量や
回数を超えて接種した場合は何らかの症状が出てくることも考えられるので
注意が必要です。
サプリメントの摂りすぎが身体の不調の原因に!?摂取量を守ろう
平成13年、厚生労働省はビタミン・ミネラルなどの
過剰摂取による健康被害を防ぐため、健康に関わる
食品の表示基準を定めた保健機能食品制度を創設しました。
サプリメントなどの過剰摂取により、健康障害を起こしてしまう
可能性の高い栄養素には、主に脂溶性ビタミン(A・D・E・K)があります。
身体の外へと排泄されやすい水溶性ビタミン(C・B群)とは異なり、
脂溶性ビタミンは体内に蓄積されることが原因です。
脂溶性ビタミンのうち、K以外は過剰症になりやすいので注意が必要になります。
ビタミンAの過剰症の症状としては、吐き気・頭痛・下痢・眩暈などの
急性症状の他、慢性症状として現れるのは、妊娠初期に過剰摂取した
妊婦から生まれた子供の奇形・食欲不振・低体重・脱毛・口角亀裂・肝肥大などです。
同時にカロチンの過剰摂取にも繋がってしまうので、柑皮症の恐れも出てきます。
ビタミンDの過剰症は全身の倦怠感・吐き気・食欲不振・腎臓のカルシウム沈着・
目の痛み・皮膚の痒み・下痢・多飲・多尿の症状が現れます。
ビタミンEですと、下痢・腹痛、血栓症などの症状があります。
水溶性ビタミンは過剰症の心配は少ないですが、ビタミンCは下痢・胸やけ・
頻尿・発疹などがあります。
ビタミンB群の内、B6は手足の運動失調・知覚神経障害、ナイアシンには
皮膚発赤、葉酸には興奮・不眠・てんかんの悪化などです。
また、ミネラルはナトリウム以外の過剰症はほとんどありませんが、
こちらもやはりバランスが崩れてしまうと身体に不調が現れるので
摂取量をきちんと守りましょう。
ビタミン注射とは、サプリメントよりも さらに効率的にビタミンを取り入れる