ビタミン注射
アンチエイジングの救世主?高濃度ビタミンC点滴療法に注目!
ビタミンCは経口での摂取の場合、吸収率が低く、大量に摂取を行ってもその多くが排泄されてしまいます。
そのため、実際に体の奥にまで効果を得るのがむずかしいというのがこれまでの課題でした。
しかし、欧米では血液中に科学的根拠のある成分を直接入れる点滴療法が
代替総合医療やアンチエイジング医療の現場で実際に行われています。
その一つが、この「高濃度ビタミンC点滴療法」です。
点滴療法なら高濃度ビタミンCを直接、点滴で血管に流し込むことによって、
経口摂取に比べ血中濃度を20〜40倍にも増やすことが可能になります。
また、血管を通って体の隅々まで高濃度ビタミンCを行き渡らせることが
できるので、より高い効果が期待できることが大きなメリットです。
とくにアンチエイジングとして期待できる点に、ビタミンCの
美肌効果があります。
シミの原因になるメラニン色素の生成を抑制したり、コラーゲンや
エラスチンの生成を増加させ、肌にハリや弾力を与えてくれます。
さらに、肌の水分調整を行うセラミドの生成を促進。
みずみずしさを取り戻すことも期待できます。
こうした肌への効果だけではなく、抗酸化作用や疲労回復効果、
免疫力の向上などの効果でも注目されています。
また、最近ではビタミンCがガン予防にも効果があるとの研究がされていて、
とくに高濃度ビタミンCはガン細胞の発生を抑制する効果も期待できます。
こうした高濃度ビタミンC点滴療法についての研究は、アメリカのカンザス大学や
ジェファーソン大学などで臨床研究が積極的に行われています。
もちろん、日本国内でも実施している病院やクリニックはいくつかありますが、
注意してほしいのが良質なビタミンC注射薬を使用しているかどうかという点です。
実は、この療法には、防腐剤が添加された国産のビタミンC注射薬は
不向きとされています。
しかし、実際には国産の防腐剤入りビタミンCを使用しているクリニックが
存在しているのです。
なので、受診前には必ず、防腐剤の入っていない海外産の高濃度ビタミンC注射薬が
使われているかを確認しましょう。
詳細は、点滴療法研究会のホームページなどで調べることができます。
ビタミン注射とは、サプリメントよりも さらに効率的にビタミンを取り入れる